【実例】夢のセカンドライフが実現!ピアノサロンが併設された住まい

定年退職後、空き家になった実家を建て替えて移り住むことにしたTさん。独学で始めた趣味のピアノが高じて、ピアノサロンを開きたいという夢があった。LIFULL HOME'S 住まい窓口(以下、住まいの窓口)の紹介で、理想を叶えてくれる建築会社と出合い、夢のピアノサロン併用住宅が完成。こだわりぬいたピアノサロンとご家族への想いが詰まった住まいの完成までの経緯を伺った。

目次

「人が集まる場所をつくりたい」ピアノサロン併用住宅


こだわりのグランドピアノと大理石調の床材が特徴の高級感のあるピアノサロン

学生の頃、バンド活動でキーボードの経験があったご主人のTさん。娘さんが幼い頃にピアノを始めたことがきっかけで、独学でピアノを弾きはじめた。責任がありプレッシャーも強かった仕事の傍ら、ピアノを弾くことが良い気分転換になっていたそう。
「参加していたピアノの弾き合い会やピアノサロンは、20代から80代まで、年齢や職業に関係なく出合いがあり、なんといっても色々な人と話せるのがとても楽しかった。かつて小さいホールで貴族に音楽を披露したというショパンのエピソードにも憧れがあり、人々が集まりお互いの演奏を聞いて楽しめる場所をつくり、二次会をして語り合うといった、そんな生活を送りたいと思っていたんです」とTさん。

そんな中、両親が住んでいた実家が空き家になり、叶うとは思っていなかったピアノサロンが実現できる状態に。「神様がくれたチャンスだ!」と、ピアノサロン併用住宅を建てることを決意した。

仕事柄、調べたり比較したりすることが得意だったというTさん。退職して時間ができたこともあり、建築会社選びに没頭した。
過去の住宅購入経験から、自身で予算の上限を決め、その予算に合いそうな建築会社25社に資料請求。比較検討して20社に絞り込み、そのすべてに訪問したという。

ただ、その中で迷いが出てきた。「会社ごとに特徴や価格帯などを調べて、Excelに書き込んで比較してみました。そのうちに、どの会社も各々特徴や良い点があり、たくさん調べすぎてだんだん分からなくなってきたんですよね。そして、自分だけで本当に良い選択ができるのか…と不安に思ったんです」とTさんは話した。

建築会社がなかなか決まらず「住まいの窓口」に相談


同じ白でも壁やドアのデザインは変えることでメリハリある空間に

そんなとき、SNSで見かけた住まいの窓口。「建築会社の紹介をしてくれる住まいの窓口だったら、良い意見が聞けるんじゃないか?」と、プロのアドバイスを求めて予約をしてみることに。

早速、住まいの窓口の店舗で個別相談をしたTさん。まずは改めて住宅ローンが組めるのかなど資金面を相談した。次に建築会社を絞るために、再度条件を整理していくことになった。

「自分で色々と調べてまとめていましたが、改めて住宅購入や建築会社に詳しいアドバイザーのHさんと話をすることで、頭の中が整理されていきました」とTさん。

ハウジングアドバイザー(以下、アドバイザー)に家を建てる背景や、ピアノサロンについて話をし、条件が洗い出される。
その条件は、
・レンタルピアノサロンのスペースが作れること
・高気密高断熱、耐震性やデザイン性、防音性に優れていること
だった。

他にも、老後のことや家族のことを考え、メンテナンスがしやすく、価値が下がらない家にしたいとアドバイザーに伝えたところ、「建物の価値を維持できるメンテナンスプログラムを持っている会社や、サポート力・体制が整っている会社が良さそうですね」とアドバイスがあった。

整理した条件を加味し、自主検討していた20社の再検討と、希望に合いそうだということで新たに3社、建築会社の提案を受けた。

紹介された会社へ訪問した後は、情報の整理と建築会社を決めるための方向性について、ZOOM(ビデオ通話)でアドバイザーに相談した。

「かなり相談させてもらいました。店舗相談後は、ZOOM(ビデオ通話)相談を3回、計10時間以上にわたり話をしましたね。住まいの窓口は、1度目の相談後、建築会社が決まるまで何度でも無料でフォローしてくれるのが安心でした」

建築会社選びの決め手は技術面にも詳しいベテラン担当者


玄関から続く廊下は、入った瞬間からピアノサロンをイメージしてもらえるように、同じ床材を使用している

建築会社訪問後は、住まいの窓口のアドバイザーと情報の整理や方向性について相談し、条件に合う会社を3〜4社まで絞ることができた。会社によって設計や工法も様々で、ピアノサロンの提案もそれぞれに魅力的で面白かった。

かなり迷ったが、最後の決め手になったのは担当者だったという。
「自分で問合せをして建築会社に訪問した場合、担当者は選べないことが多いですよね。住まいの窓口からの紹介だと、自分と相性のよさそうな、かつ信頼できる担当者をつけてくれるので安心でした。決めた建築会社の担当者は、私の要望に対する提案がとても速く、コストに見合った現実的なアイデアを即座に提示してくれた。営業面だけではなく技術面にも詳しくて、その辺が決め手になりました」

他にも条件に挙げていた断熱、耐震などの住宅としての基本性能の高さに加えて、住宅設備の性能やデザインの高級感も決め手になったそう。

約1年ほど自主検討した後に、住まいの窓口に相談してから1ヶ月半ほどで、条件をすべて叶えてくれる会社に出合い、建築会社を決めることができた。


グランドピアノに自然光が入り込み美しさが際立っている

ピアノサロンは、白い壁に囲まれたスッキリとしたデザインで、大理石調の床材とこだわりのグランドピアノが高級感を演出していた。ピアノの内部に自然な光が入り込みグランドピアノの美しさを際立たせるように、建築会社と相談して窓を設計した。また、ピアノの音はピアノの設置環境により大きく変化するため、音響学を勉強し、サロンの天井高や奥行きにもこだわった。

さらに力を入れたのは外壁の塗装。
「ピアノを弾きにくるのは、ピアノの先生や、音楽関係者の方もいて、芸術に詳しい人やこだわりを持っている人が多いんです。その人たちが来た時に、『わ〜、いいな〜』とピアノを弾く前からテンションが上がるようなデザインにしたかったんですよね」
外壁のブルー部分は、塗装した際にでる線がそのまま模様になり、他とは違う趣に。カラーは少しくすんだブルーを採用し、それがよいアクセントになった。
駐車場のコンクリートは、ただ四角に切り取るのではなく、遊び心を取り入れたデザインにした。「私が絵を描いて要望を伝え、担当者が更に良い感じにしてくれました」とTさん。玄関までのポーチがワクワク感を駆り立てていた。


アクセントカラーになっている櫛引の塗装。他とは違う趣を感じるデザインになっている


駐車場のコンクリートは曲線に切り取り遊び心を感じるデザインに

居住空間は老後暮らしやすいつくりに

居住空間にはあまりこだわりがなかったと話すTさん。娘さんや奥さんの意見を優先したそう。
ピアノサロン同様に白を基調とし、単色系の落ち着いたブルーをアクセントカラーとして、内装やキッチンの設備に採用した。
「アクセントカラーの青色は、娘が選びました。私はあまり好きじゃなかったんですけどね(笑)。でも結果的に、デザイン性もあり、目にやさしい配色で落ち着いた部屋になったのでとても満足しています」

高気密高断熱を条件にしたのは、元々住んでいた自宅の反省点で、奥さんからも改善点として挙げられていた。ローコストで建築した以前の住まいは、断熱性などを特に気にしていなかったため、結果的に暖房器具をたくさん使用し光熱費が高くなってしまったそう。
リビングに階段を設置するリビング階段は、熱効率が悪くなることも懸念していたが、階段や2階部分が1階の暖房でほんのり温まるため、ヒートショック対策になって老後の家としてはかえって良かった。

2階の窓には雨戸の代わりにルーバーを設置。よくある茶色い木目の縦型のルーバーではなく、あまり見たことのないアルミの横型のルーバーを採用した。外から内観が見えないため、プライバシーが守られる。外構の印象も生活感が出ないスッキリとしたデザインだ。


玄関を入って右側にピアノサロンの訪問者用のドアがある。開くとコート掛けや靴置き場、サイズごとのスリッパが配置されている


トイレ内の左側には荷物用のフックが2つ。訪問者が荷物をかけられるように配慮している

老後の住まいとして安心して楽しめる場所を実現

家族のことを考え、メンテナンスに強い建築会社を選んでいたTさん。また、災害が発生した際に、自宅が家族の避難場所になるようにと耐震性も重視していた。
「家づくりを始めたとき、その家で何をするかを考えることが重要だと思いました。安心安全な住まいというのはもちろんですが、すでに子育ても終えた私たちは、残りの人生は自分たちのために使うべきだと思い、老後の住まいとして楽しめる場所、人が集まれる場所にしたかったんです」

Tさんは、自宅が完成した際にピアノサロンのお披露目をするため、ピアノの演奏会を開催した。
友人や建築会社の担当者や関係者、住まいの窓口の担当アドバイザーのHも参加した。
「ご参加されている方が本当に楽しそうにされているのが印象的でした。今後このピアノサロンでこのような賑わいの場が続いていくんだろうなと感じ、ご縁をいただいたことを嬉しく思います」

「実は、ピアノサロンをさらに良くしていくために、断熱パネルを使ったり、アプリで残響など音響の色々な特性を測定したりして、改善を続けているんです」と、笑顔で話すTさん。その表情から新居での充実した日々がうかがえる。
ピアノサロンには、娘さんが作ったロゴや看板、娘さんの好きなぬいぐるみなどが飾られており、アットホームでTさんの人柄を感じさせるピアノサロンとなっていた。


ご主人のTさんが奏でるピアノの音色は、つややかで心地良く部屋中に響いていた


外壁は塗装にし、趣のある雰囲気に。青の塗り壁がアクセントになっている

■住まいの情報
延床面積:約130m2
土地面積:約196m2
工法:ツーバイフォー・ツーバイシックス工法
間取り:3LDK +書斎+ピアノサロン
家族構成:夫(60代)、妻(60代)、長女(20代)

■住まいの窓口で受けたサービス
住まいの窓口店舗:住まいの窓口 川越店
紹介された会社数:3社
受けたサービス:個別相談

相談方法

ご相談内容によって相談方法が異なります。
ハウジングアドバイザーが店舗、電話でそれぞれ相談をお待ちしております。

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0120-975-534(土日祝OK・10時~19時 
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