【実例】畳店のご主人がつくるモダンな住まい。注文住宅ならではの太陽光発電の導入

実家で畳店を営むご主人は、和の雰囲気が好きだったため和室を取り入れ、奥さんは洋風でモダンなデザインが好みだったため、全体的にはモダンなデザインに仕上げた。また、注文住宅ならではの太陽光発電を導入するなど、こだわりの住まいが完成した。

目次

 

土地よりも先にハウスメーカーを決めたほうが安心

結婚を期に住宅購入を検討していたSさん夫婦。ご主人は、家が密集している場所が好きではなく、隣家とある程度距離が取れる土地に住みたいと考えていたため、好みの土地を購入して家づくりを進めることができる注文住宅を検討していた。
ご主人のお父さんは畳店を営んでいて、仕事柄、地元の工務店や不動産会社に知り合いが多く、お父さん経由で土地の情報などを得ることができた。
実家から近い場所に気に入った土地を見つけることができ、さらにその土地は市街化調整区域だったため、家を建てるにはクリアしなければならない条件がある代わりに一般的な土地よりも坪単価が安かった。注文住宅を建てる際の土地探しは、難航することが多い中、早々によい土地を見つけることができたそう。

ただしご主人は、先にハウスメーカーが決まっていたほうがよかったという。

「ハウスメーカーが決まっていなかったので、別の人に購入されちゃうんじゃないかってずっとハラハラしていて。土地と建物を合わせて住宅ローンを組みたかったので土地を先に買うこともできず、早くハウスメーカーを決めなくちゃと焦っていましたね。もうちょっとゆっくり決められるとよかったかなと思っています。後から聞いたら、問い合わせがいくつか入っていたそうなので、結果的に無事に買えてよかったです」

 

自分の知らないハウスメーカーを求めて住まいの窓口へ

カップボードは造作建具を採用。広さに合わせた大容量の収納が奥さんのお気に入り

土地探しと並行して、ハウスメーカー・工務店を探していたご主人は、知人に聞いたり、ウェブで調べたり、住宅展示場に行ったりして情報収集をしていた。
住宅展示場でもハウスメーカーから説明を受けたが、価格が思っていたよりも高かったり、よくわからなかったりで決めきれなかったそうだ。
ご主人は、自分で調べるには限度があると感じ、ウェブで見つけたLIFULL HOME'S 住まいの窓口(以下、住まいの窓口)に相談してみることにした。住宅展示場には出展していないハウスメーカーや、広告費をかけていない工務店など自分では調べられない会社があるのではないかと期待していたのだそう。

 

ハウスメーカーは妥協しないことが大事

2階のドアは、チャコールグレーで統一。ドアのカラーが違うだけで1階とは雰囲気が変わる

住まいの窓口では、Sさん夫婦の年収などから予算を割り出し、その予算や住まいの条件に合った会社を複数社紹介してくれた。ご主人の期待どおり、住宅展示場に出展していないハウスメーカーや工務店も候補に挙がった。

「どちらも広さや価格が要望にかなっている土地だったのでとても迷っていたら、2箇所の土地に合わせた設計プランを何パターンかつくってくれました。両方の土地を値引き交渉までしてくれて、選べばすぐに買える状態でした」

紹介されたハウスメーカーのうち2社に訪問し、プランや見積もりなどを出してもらい、気に入った1社で家づくりを進めていくことにした。価格帯や間取りが自由に決められる点、性能が十分に確保できた点などがご主人の希望に合っていたそう。

ただ、家づくりが進んでいく中で、担当者と意見が合わないことが多々あった。人生で一度の大きな買い物でもある家づくりを、納得して気持ちよく進めるためにも、ハウスメーカーを変更することに。最初に訪問した会社のうちのもう1社にお願いすることにした。決めていた土地を購入する件もまとめてもう1社へ引き継いでもらったそうだ。

「やっぱりどうしても妥協したくなくて、ハウスメーカーを変更することにしましたが、一からハウスメーカー探しをするのは時間も労力もかかるので、最初に複数社を検討し、2社訪問していたのは結果的によかった」のだそうだ。

 

太陽光発電導入の工夫と住まいのこだわり

奥さんが希望していたリビングイン階段

リビングイン階段は、扉をつけることで、冷暖房の効率は確保でき、見た目もスッキリとした印象に

ハウスメーカーや土地は、ご主人が主導で進めていたが、間取りや内装については、奥さんと話し合って決めていったそう。二人の意見が合わないときは、折衷案を見つけて解決していった。

「リビングイン階段を妻が希望していましたが、冷暖房が非効率になるので自分はどちらかというと反対だったんですよね。でも、扉をつけちゃえば二人の要望がかなうということで、リビングイン階段を採用しました」とご主人。

もう一つ工夫した点は、太陽光パネルの設置。以前住んでいた賃貸のアパートは、太陽光パネルがついていてオール電化だった。光熱費は安いし、よいイメージを持っていたそう。

太陽光パネルは、屋根の形によって設置枚数が異なるため、効率がよい数を設置できるよう屋根の形などを設計した。また、のせる方角によっても発電量が変わってくるので、屋根の向きが南側になることを条件としていた。玄関が南向きなので、一般的に屋根の向きは、東と西になるところ、太陽光パネルをのせるために、玄関の上に屋根がきて南と北になるよう建築士さんと調整した。

現在、実家の畳店に勤めているご主人は、和風の内装にしたかったそうだが、奥さんが洋風でモダンな雰囲気が好みだったため、全体の雰囲気は奥さんの好みのモダンなデザインにし、リビングの横の部屋を和室にした。

畳やふすまはご主人が手がけ、ほかではあまりないピンク系の色みの畳に合わせて、ふすまのデザインを選んだそう。かわいらしい和室は、1歳の娘さんが遊んだりお昼寝をしたりするのに重宝しているのだとか。

玄関の横の扉は土間収納になっている。引き戸があることで中が見えずスッキリしている

キャンプ用品など、たくさんのものが収納できてつくってよかったものの一つ

 

手をかければかけるほど愛着が湧く住まい

施工期間は、購入した土地が職場から近かったこともあり、何度も現場を見にいったそう。
「素人だと、設計図を見てもすべてを把握することは難しいので、現場に通って、気になった点は現場監督に都度確認して調整してもらいました。家づくりをしてみて思ったのですが、自分で調べたり確認したりすることがすごく大事だなと思いました。ドア一つにしても、提案いただいたもの以外にもいろいろ見て納得したものに決めるとか。 きりがないですが、手をかけただけ安心感・満足感がありますね」

最初は楽しかった家づくりだったが、なかなか大変だったというご主人。ただ、苦労して建てた家だからこそ、とても愛着が湧いてるんだとか。
「最近、歩いたり走ったりできるようになった娘が、伸び伸び過ごせているのを見て、家を建ててよかったなと思います」と笑顔で話すご主人だった。

■住まいの情報
延床面積:130m2
土地面積:495m2
建築費:2,000万~2,999万円
工法:木造軸組工法
間取り:3LDK
世帯構成:夫(31歳)、妻(31歳)、長女(1歳)

■住まいの窓口で受けたサービス
越谷レイクタウン駅前サテライト店
紹介された会社数:4社
受けたサービス:個別相談

相談方法

ご相談内容によって相談方法が異なります。
ハウジングアドバイザーが店舗、電話でそれぞれ相談をお待ちしております。

ご予約で不明な点があればお気軽にお電話ください。専門のスタッフがサポートいたします。
0120-975-534(土日祝OK・10時~19時 
※都合により休業となる場合があります