【実例】ピアノ、コーヒー...趣味が充実する完全自由設計のシンプルモダンな住まい

注文住宅を建てたいと考えた矢先、SNS広告の「はじめての家づくり講座」が目に留まり、「無料だし聞いてみようか」と、講座予約をしたところから家づくりがスタート。理想の建築会社と出合い、趣味のピアノやコーヒーが楽しめるこだわりの注文住宅が完成した。

目次

 

ちょっと聞いてみようか…「はじめての家づくり講座」

Nさん夫婦は、結婚を機に注文住宅を検討し始めた。ご主人は、本格的なコーヒーを淹れるのが趣味のためコーヒーマシンや必要な道具が置ける広々としたキッチンを、奥さんはいつでもピアノが弾けるようにと防音性の高い専用の部屋を希望していた。
夫婦ともに家で過ごす時間が好きだったため、ずっと過ごしたくなるような居心地のよい家をつくりたいと考えていたという。

結婚式の準備もあり、忙しい日々を過ごしている中、SNSでLIFULL HOME'S 住まいの窓口(以下、住まいの窓口)の「はじめての家づくり講座」を見つけ、利用してみることに。

「そもそもハウスメーカーを知らないし、家づくりの流れも不明で、何から手をつけていいかわからない状態でした。
最初からお金もかけたくないし、営業されるのも嫌だったので、『ちょっと話を聞いてみよう』という軽い気持ちではじめての家づくり講座を予約しました」
コロナ禍だったので、店舗に行かなくてもよいオンライン相談(ビデオ通話相談)を利用できたのも手軽でよかったのだそう。

住まいの窓口では、専属のハウジングアドバイザー(以下、アドバイザー)から家づくりの流れの説明を受け、住みたいエリアやどんな暮らしがしたいかなど希望を整理して、収入を基に資金計画を進めていった。

「とにかく自分たちの理想を話して、アドバイザーさんが整理してくれました。僕らの希望に沿って大手から地場の工務店まで建築会社を絞り込んでくれたので、建築会社選びが効率的に進んだと思います。僕らだけだったら、広告を出していない工務店やハウスメーカーには出合えなかったですね」
ハウスメーカーの特徴なども丁寧に教えてもらい、あっという間に時間が過ぎたのだそう。

 

標準仕様を比較して建築会社を選定

だいたいの予算と条件が絞れたところで、アドバイザーは希望に合いそうな会社を5社ほどピックアップした。そのうちの3社が自宅から近い住宅展示場にあったので、行ってみることに。

ハウスメーカーを比較する際に、まずは、【各社の標準仕様(※)がそれぞれ、自分たちの希望の設備や仕様になっているか】を確認した。
一般的に見てどんなによい設備や仕様が標準仕様だったとしても、自分たちに合ったものでなければ追加でオプションをつけることになるので、限られた予算を効率よく使うためにもその点を重視した。

訪問後は、住まいの窓口のアドバイザーにLINEで報告。各社の営業担当者に聞きづらいことや疑問点などを質問するなどして、建築会社を検討した。
「1度目の相談の後、気軽にLINE相談できるのがとても助かりました。気になったときに忘れないうちに聞くことができるし、後で見返すこともできるので、とてもよかったです。
ほかにも住宅支援制度や、住宅ローン減税などについても相談したり、すごく頼らせてもらいました」

※標準仕様とは、追加費用なしに利用できる仕様のこと。各建築会社で、商品ごとに定められていることがほとんど。

グレージュの壁は、マグネットが取り付けられる壁装材になっている。画鋲をさすことなくプリントやチラシを貼ることができる

 

各社の特徴はそれぞれ。最終的な決め手は営業担当者

2階の踊り場には、本棚とスタディスペースがある。仕事で使う資料や趣味の本がたくさん置ける

住宅展示場で、各社に話を聞いてみるとそれぞれ特徴があり、細部まで自分たちらしい住まいづくりをしたいと意志が固まっていたNさん夫婦は、迷うことなく意見が一致し、完全自由設計の1社に絞ることができた。

〈比較した各社の特徴〉
・1社目:完全自由設計、設備メーカーの選択肢も豊富
・2社目:全館空調で半規格住宅(間取りがあらかじめ決まっていた。自由に間取りを決めたかった)
・3社目:他社にはない魅力はあるが間取りや仕様のルールが厳しい(自由に間取りを決めたかった)
・4社目:外構にも力を入れている(外構よりも内装に力を入れたかった)

ただ、いちばんの決め手になったのは、営業担当者だったという。
「決めた会社の営業担当者さんは、対応も丁寧で説明もわかりやすく、質問したときのレスポンスも早くて信頼感を持てました。今後も不安なく家づくりが進められるなと思いました。私たちのニーズをくみ取って必要なことを言ってくれる点もよかったです」

 

土地の知識を深め、土地探しの条件を決める

庭の代わりに、インナーバルコニーを設置。日当たりもよく、バーベキューや子どもの遊び場として活用する予定

建築会社が決まった後は、土地探し→本契約(建築会社)→間取り決めといった流れで進んでいった。
土地が決まらないと家の形や間取りを決められないので、先に土地を決めるために、土地に求める条件を洗い出していった。土地情報をネットで見ているうちに知識が深まっていくNさん夫婦。

そして、土地の条件として重視した点がこちら。
・プロパンガスではなく都市ガス(一般的にはプロパンガスのほうが費用が高くなるといわれている)
・ハザードマップで安全なエリア
・駅やスーパーが近い
・分譲地(同年代の近所付き合いができるとよい)
・職場からの距離
・土地の形
・浄化槽ではなく下水道(地域によっては下水道が通っていないことも多く、その場合は浄化槽を利用することになり、設置工事や清掃・メンテナンスが必要)

Nさん夫婦と建築会社とでそれぞれ土地探しを始めたが、なかなか条件に合う土地が見つけられず、「希望の土地がなかなか見つからない…」と焦っていた。決まるまで短期間ではあったものの土地探しは難しいと痛感したそう。

そんな時、営業担当者が販売前の土地を見つけてきてくれた。
希望していた条件がそろっていて、運命の出合いだと感じ、土地を決めることができた。

土地が決まったので、土地に合わせて間取りを決めていく。その際は、建築士とインテリアコーディネーターが同席した。
担当者はそれぞれNさん夫婦と相性がよく、間取り決めもとてもスムーズだったという。
「SNSで見つけた画像を建築士さんに見せて、『できますか?』と確認していました。どんな内容でも、気持ちよく『できますよ!』と言ってくれる建築士さん。そのうえで、導入することのメリットやデメリット、導入する場合のおすすめのやり方などを教えてくれるので、それだったらやろう・やっぱりやめようと、決めていくことができました。否定せずに進めてくれるので、間取りを決めるのがすごく楽しかった記憶があります!」
チームで進めていく一体感を感じて、とても楽しかったと当時を振り返るNさん夫婦。順調に家づくりが進んでいった。

 

工夫した家づくり。こだわりとお気に入りの場所

調べるのが好きだったNさん夫婦は、仕事以外の時間はほとんど家づくりに没頭。壁紙や外壁、ドアなど、実物を見に行って触ってみたり、キッチンなどの設備もメーカーに何度も足を運んだりしたそうだ。

 

・リビングのエコカラットの壁

いちばん目立つメインの壁にはエコカラットを導入。エコカラットは、調湿機能や消臭効果もあるので少し値段が張るそうだが、「目につく場所なので、妥協しなくてよかった」と夫婦でお気に入りの壁になったそう。

 

・ブラック調のキッチンとコーヒー道具の収納

キッチンは、ブラック系で統一。下がり天井のデザインはインテリアコーディネーターの提案。自分たちが検討していた壁紙よりも派手なデザインだったため、心配しながらのチャレンジだったが、任せてよかったと思う出来栄えに。
奥の棚は、ご主人の好きなコーヒーのマシンや道具が置けるように高さを設計。換気扇もすっきりとしたデザインでお手入れがすごく楽なんだとか。

 

・ランドリールーム兼脱衣所

洗濯物を室内干しできるように広めに設計。洗面台と部屋を分けることで使い勝手のよい空間に。家事の手間を削減するために工夫した。

見えない反対側は玄関につながっている。画面左の扉を開けると、ランドリールーム・お風呂がある。洗面台を分けることで、生活感を隠せるのもメリット

 

・防音性の高いピアノの部屋

完全防音室ではないが、防音専用の扉と壁の断熱材の量を増やして防音性が高い部屋を設計した。アップライトピアノを置くための床補強も行った。

 

・高い位置に窓を設置

洗面台やランドリールーム、トイレなどの窓は高い位置に設置することで採光をよくした。

 

「自分で調べる・丸投げしない」が失敗しないコツ

「今の暮らしのスタイルだけじゃなくて、思いつく限りで将来何をしたいかを考えて設計したほうがよいと思いました。それから、情報収集はすごく大事ですよね。
もちろん営業担当者さんや建築士さんもいろいろ教えてくれますけど、1から100まで伝えることはできないと思うので、自分で調べてわからないことを聞くのが大事でした。
せっかくの注文住宅ですし、丸投げするものではないんだなって。
なので、住まいの窓口だったり、SNSだったり、ありとあらゆるものを使って情報取集したほうがよいと思います。あとは、よいパートナー(担当者)に巡り会えるかですね」

最初から最後まで家づくりが楽しかったというNさん夫婦。大満足のマイホームで、快適な毎日を送っている。

 

■住まいの情報
延床面積:125.860m2
土地面積:150.18m2
建築費:3,000万~3,999万円
工法:木造軸組工法
間取り:4LDK+寝室+ワークスペース
世帯構成:夫(28歳)、妻(28歳)

■住まいの窓口で受けたサービス
住まいの窓口店舗:ビデオ通話相談(オンライン相談)
紹介された会社数:5社
受けたサービス:はじめての家づくり講座

相談方法

ご相談内容によって相談方法が異なります。
ハウジングアドバイザーが店舗、電話でそれぞれ相談をお待ちしております。

ご予約で不明な点があればお気軽にお電話ください。専門のスタッフがサポートいたします。
0120-975-534(土日祝OK・10時~19時 
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