【実例】平屋の空きスペースに2階を。全館空調と、生活動線にこだわった住まい

奥さんの妊娠をきっかけに住宅購入を検討。マンション育ちのご主人と一戸建て育ちの奥さんで意見が割れたが、最終的には家族のことを考えて一戸建てにすることに。口コミで評判のよかった「住まいの窓口」を利用して建てた平屋(一戸建て)と、導入した全館空調について伺った。

目次

 

一戸建て育ちの奥さんとマンション育ちのご主人

奥さんの妊娠を機に、年齢的にも住宅ローンを組むタイミングだと考えたYさん夫婦は、住宅を購入しようと決めた。
一戸建て育ちの奥さんは、普段からSNSで住宅系のアカウントを見ていて、住むなら平屋がいいなと考えていたそう。

「平屋だと、生活に必要となるものがすべて一階にそろっているのがいいですよね。子どもを見ながらほとんどの家事ができるし、年を取った後も階段を使わなくていいので、いいなと思っていました。 私の実家の2階は、子どもが独立した後ほとんど使われていなくて。使っていないのに掃除するなどの管理が大変そうでした」

一方、マンション育ちのご主人は、利便性や資産性の観点から都内のマンションを希望。そのため、最初はどちらにするのか夫婦で意見がぶつかった。すでに住宅購入経験のある友人に話を聞いてみたり、調べたりしながら、夫婦で話し合いをしたのだった。

「考えてみたら、僕が、都内がいい・マンションがいいと思った理由は、通勤に便利だとか大人の都合がほとんどだったんですよね。
子どもを中心に考えたときに、広い公園や充実したスーパー、学校が近くにあるとか、子育てによい環境がそろっていたほうがいいなと思いました。それと、僕の個人的な夢はかないつつあったので、奥さんの願いでもある『家族の時間をいちばん大切にしたい』っていうのもかなえてあげたいなと、一戸建てにすることに決めました」

結果的に、ご主人も奥さんに賛成し、家族の時間を大切にできる家をつくろう、一戸建てなら平屋に住みたい、と意見がまとまった。

1階にある主寝室。間取りを設計する際にリビングとは離れた場所に決めた

 

口コミがよかった住まいの窓口に相談してみた

早速情報収集を始めると、家づくりの相談窓口があることを知り、口コミサイトでいちばん評判がよかった「LIFULL HOME'S 住まいの窓口(以下、住まいの窓口)」に相談してみることにした。

住まいの窓口ではハウジングアドバイザー(以下、アドバイザー)から、注文住宅づくりの流れや資金計画など、住宅購入に必要な知識を教わった。その後の条件整理の段階で、Yさん夫婦は家づくりの思いの丈をアドバイザーに語ったそう。アドバイザーに、夫婦の意見をまとめてもらい、希望するエリアで合いそうな会社を4社ピックアップしてもらった。

 

自由すぎない建築会社が自分たちには合っていた

全館空調なら洗濯物を部屋で干しても乾きやすいため、脱衣所兼ランドリールームを広めに設計した

紹介を受けた4社を住宅展示場に見に行ったYさん夫婦は、「要望があれば自由に何でもできます」という会社より、ある程度デザインや間取りを提案してくれる会社のほうが合っているなと感じ、直感的に2社に絞り込んだそうだ。

検討した会社のうち、1社目は、全館空調が売りの会社で、間取りや外観をいくつかのパターンから選び、そのパターンのなかで、間取りを自由に変えても料金が変わらないといった内容だった。2社目と比較したときに、同じようなプランでも1社目のほうが費用を抑えられた。
一方で2社目のよさは、初期費用は上がるけれど、その分メンテナンスコストが抑えられる点だった。
ただ、住んでいるときの暑さや寒さがいちばんのストレスだと感じていたYさん夫婦は、それが解決し、電気代も抑えられるということで全館空調がかなり気に入っていた。

 

ベテランよりも若手の担当者に決めた理由

トイレにはご主人が奥さんに送ったラッセンの絵を飾った。奥さんが選んだライトがお気に入り

2社で検討を進め、間取りプラン(金額)で比較をするために、先に土地を決めることにした。
なんとか希望の土地を見つけ、2社に間取りプランの提案をしてもらい、最終的には1社目に決めることができた。

「2社目の営業担当者は、ベテランで知識も豊富で、間取りの提案力も高く、ザ・トップ営業担当者って感じでした。こういう人がいる会社で決められたら間違いないなと感心していたんです。 ただ、1社目の営業担当者は若い方だったんですけど、建築中の土地を見に行く提案をしてくれたり、平屋に住んでいる人を紹介してくれたり、土地が見つからない時は仲介業者さんを紹介してくれたり、ほかの方も巻き込んでよりよい提案にしようと奔走してくれました。紹介してくれた業者さんもよかったですし、総合的にいい会社だなと感じて、1社目に決めることにしました」

契約した後も、現場監督や、紹介された生命保険会社の方など関わる人が、一流だと感じられる人ばかりで、後から考えると、大事なのは、営業担当者だけじゃないんだなと思ったのだそう。

ちょうど住まいの窓口のアドバイザーから「その後、お困りのことはないですか?」と連絡をもらったので、1社目に決めたことと、2社目にお断りの連絡をお願いし、対応してもらった。

 

平屋なのに2階にも部屋が。各部屋のこだわり

6月に住まいの窓口に相談してから、8月には土地も建築会社も決まっていたYさん夫婦。
「9月に出産を控えていたこともあり、こんなに早く決まると思わなかったので実際ちょっと焦りました」とご主人が言うほど、かなりスピーディに家づくりが進み、出産後の翌年8月に竣工した。

平屋の予定だったが、かなり天井を高めに設計できることになり、設計士から「2階に部屋がつくれますよ」と提案があり、家族が増えた場合や利便性を考えて当初予定していなかった2階が出来上がったそうだ。

開放感のある2階の部屋。反対側には扉付きの部屋もある

 

・開放感を演出するリビングの吹き抜け

過ごす時間が長いリビングは、いちばん居心地のよい場所にしたいと考えて開放感を大事にしていた。いつでも家族の気配を感じられるのもよいところ。

 

・2人以上並んで身支度ができる広々とした洗面台

当初、決められた洗面台しか導入できないとされていたが、好みのものを導入するため、洗面台だけ別の建築会社にお願いすることになった。
「できないって言われても絶対にやれる方法があると思ったので、後悔しないためにも言ってよかったなって思います」

 

・タイルデッキのテラス

「アウトドアが好きなので、外でご飯が食べられたらいいなと思っていました。 3社くらい見積もりを取ったら、結構金額が違ったので、何社か比較したほうがよいですね」

 

・全館空調だからできるスイングドア

全館空調なので、冷房や暖房の空気が家全体に回るようにドアは開けっ放しの状態が効率的だそう(※)。そのため、リビングのドアは、手がふさがっているときでも簡単に押して開けることができるスイングドアを採用した。

※全館空調の種類(建築会社)によっても仕様は変わります。

 

・荷下ろしが楽な窓と駐車場の配置

リビングの隣の部屋の掃き出し窓が、ちょうど駐車場に面しているため、荷下ろしが楽。

 

・玄関を入ってすぐの壁はエコカラットで見栄えをアップ

 

「高くて買えない」と思わずに可能性を探ってみる

「注文住宅って高いと思われてて、敬遠されがちだと思うんですけど、僕らもすごく貯金があったかというとそうではないし、似た状況の人がいっぱいいると思うんですよ。
住まいの窓口に相談してみて、注文住宅を建てられる可能性を知ることができてよかったなって思います」とご主人。

ほかに、家づくりで何が大事だったか聞いてみたところ、
「要望が曖昧だったとしても、営業担当者には何でも伝えてみるっていうのが大事だと思いましたね。後から、ああすればよかった、こうすればよかったっていうのがどうしても出てくるので、そんなときに相談しやすい方だと後悔しないで家づくりができるんじゃないかなと思います」と奥さんは教えてくれた。

取材中、どの部屋に移動しても快適な室温で過ごしやすく心地よさを感じた。最近歩けるようになったお子さんも、よちよち歩きでのびのびと過ごしていた。

 

■住まいの情報
延床面積:117.5902m2
建築費:3,000万~3,999万円
工法:木造軸組工法
間取り:4LDK
世帯構成:夫(35歳)、妻(35歳)、 長男(1歳)

■住まいの窓口で受けたサービス
住まいの窓口店舗:池袋西口店
紹介された会社数:4社
受けたサービス:個別相談

相談方法

ご相談内容によって相談方法が異なります。
ハウジングアドバイザーが店舗、電話でそれぞれ相談をお待ちしております。

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