【実例】都内から郊外へ。広々とした土地に建てた平屋住宅とガレージ

犬を飼い始めたことがきっかけで、2年以内に家を建てることを決意!夫婦それぞれ趣味が多く、細部までこだわりたいと考えて選んだのは注文住宅。「もしまた家を建てるとしたら同じ家を建てる」というほど満足している住まいの完成までを伺った。

目次

 

せっかくお金をかけるなら注文住宅をつくりたい

リビングの両側にある掃き出し窓により開放感が増している

 

以前は、一戸建ての賃貸住宅に住んでいたKさん夫婦は、住まいを探す際に部屋数を重視していた。 夫婦でリモートワークをしていることも理由の一つだが、それぞれ異なる趣味があり、寝室とは別に各自の部屋や収納部屋が必要だった。

犬を飼い始めたことで、家を買うことを決意。いずれは子どもがほしいと考えていたこともあり、「部屋数が足りないし、狭いよね」と夫婦で話していたという。

奥さんは建売住宅でもよかったが、ご主人はこだわりが強く注文住宅を希望していた。

「家って、マンションでも一戸建てでも、どちらにせよ人生で一番高い買い物なので、それだったら、自分が満足できるようにカスタマイズできて、住んだ後に後悔しないよう妥協せずにつくることができる注文住宅がいいなと思いました」とご主人。

ただ、注文住宅を建てたいと思いつつも、知識がなく躊躇していた。

下がり天井と間接照明をオプションで付けたことで、個性的かつデザイン性の高い空間

 

マイホーム計画を加速させた「住まいの窓口」

キッチンの奥の扉は奥さんの部屋に、カップボードとパントリーの間にある扉は、ランドリールームに繋がっている

 

家づくりについて相談できるところがないかWEBで探していたら、「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」(以下、住まいの窓口)を見つけ、他社よりも口コミがよかったので行ってみることにした。

「最初、夫もなかなかやる気が出なくて、とりあえず『住まいの窓口』へ行ってみようと思いました。何もわからないですし、自分たちの年収だったらどのくらいの家が買えるのか、現実が見たいなって。
どのハウスメーカーだったら自分たちの要望が叶えられるのか、ハウスメーカーの特徴なども知りたいと思っていました」と奥さん。

住まいの窓口では、アドバイザーが予算や家づくりの流れ、ハウスメーカーについて丁寧に教えてくれた。そして、アドバイザーと住まいに求める条件を整理し、予算と条件に合いそうなハウスメーカーを3社ピックアップしてもらった。
このとき、アドバイザーは、Kさん夫婦と相性がよさそうな担当者を手配していたそうだ。

「アドバイザーさんがすごく話しやすくて、家づくりのことが一気に具体的になりました」と奥さん。ご主人もどんどん意欲的になっていった。

ランドリールームは、外にも干せるように出入りしやすい窓を設置した

「家づくりが面白くなりそう!」決めた建築会社の間取り

玄関から中庭が見えることで開放感があり明るい

 

住まいの窓口から紹介してもらった3社を1日で訪問し比較検討した。ポイントとなったのは以下3点だった。

・担当者 :話しやすさ、要望を汲み取る力
・設計  :完全自由設計
・デザイン:好みのデザインかどうか

3社のうち1社(A社とする)は上記のポイントを押さえていてすぐに気に入ったが、決断するにはまだ早いと感じ、より慎重に検討するため、住まいの窓口に改めて相談をした。

「他に、A社と比較できる同じような(価格帯など)会社はないですかね?」

アドバイザーから、すぐにもう1社(B社とする)の紹介があり、打ち合わせをしたところ、担当者との相性や設計やデザインの方向性もよく、A社とB社で検討を進めていくことにした。

なかなか決められないでいると、B社の担当者から「間取りで勝負しましょう!」と提案が。
そこで、仮確定していた土地に合わせて、同じ要望に基づき間取りを書いてもらうことに。

A社の間取りは2階建てで“一般的な良い家”だった。間取りはよく見るタイプのもので、特に新しい発想や驚きはなかったという。提示した予算内に収めたプランだった。

一方で、B社は、当初の予算よりも価格は高めだったが、とても夢のある間取りだった。

「まったく想像していなかった平屋の間取りでした。予想外に中庭があったり、要望は出していないのにプラスアルファの提案をしてくれたり、それが自分の好みに合ってたんですよね。
例えば、一般的な玄関のイメージではなく、玄関を入ったら中庭が見えることで“抜け感”をつくり、『玄関から中庭の木が見えたらよさそうじゃないですか?』と、素人ではパッと思いつかないような提案がありました。
全体の間取りも個性的で、上から見るとH型なんです。
提案を聞いて、これから家づくりが面白くなりそうだな感じ、間取りの提案力が勝ったB社に決めることにしました」

玄関横の土間収納

土間収納は広々としていて収納力が抜群

 

都内から郊外へ。条件を広げ178坪の土地に出合う

玄関を進むと洗面台があるが、奥まっていることで、玄関からは見えないようになっている

 

ハウスメーカーが確定したKさん夫婦は、再度土地を探すことにした。
仮確定していた土地は、山の近くにあり自然が豊かで景色もよさそうだった。ただ、虫嫌いのご主人が色々調べた結果、もしかしたら虫が出やすいかもしれないと別の土地も検討することに。
また、当初よりも建物の予算が上がりそうなので、土地の価格を下げて全体の予算を調整しようと考えた。

都内だと予算内に収めることがなかなか難しいため、都内という縛りをなくして、神奈川県や埼玉県まで範囲を広げることに。

もともと100坪以上の土地を探していたが、最終的には、求めていた大きさ以上の土地を郊外で手に入れることができた。実家への交通アクセスもよいので、結果的にはよかったのだそう。

「もともと都心に住んでいたし、友だちにも遊びにきてほしいと思っていたので、都内で駅近を希望していました。ただ、電車に乗るのがあまり好きじゃなかったんですよね。
それに、郊外の広い土地を見たときに、やっぱり広い土地のほうがやりたいことができそうだね、となりました」

契約した土地は、178坪で、そのうち建物が約40坪。庭は130坪以上の広さがあった。土地を契約した後は、早速庭でキャンプをして泊まってみたのだとか。

玄関を進むと右側に夫婦の寝室がある。落ち着いたカラーのアクセントクロスで夜もぐっすり眠れそう

 

細部までこだわった家づくりのポイント

「空間デザインが苦手なので夫にほとんど任せることができてよかったです。家づくりは、夫が98%、私が2%くらいの割合でこだわっています」と奥さん。

ご主人は、細部までこだわり抜いていた。

指定しなければデザイン性など考慮されずに設置されることが多い火災報知器や点検口は、見映えがよくなるように配置を工夫したり、ライトの打ち合わせは1回で8時間もかけるほどだった。
見え方が変わってくるという理由から手前と奥で天井の高さを変えたり、窓の位置を調整したりして、気になるところはすべて確認を入れた。また、家事が楽になるようにと回遊動線も考えていたのだそう。

家づくりに熱心なご主人は、要望や質問に応えることができる優秀な建築士やコーディネーターがいてくれてよかったと話してくれた。

 

・広々としたリビングダイニング

広いリビングと大きな掃き出し窓は、奥さんのお気に入りポイント。窓からの採光で部屋中が明るくて暖かい。

 

・奥さんの部屋

奥さんの好みが反映された可愛いデザインの部屋には、仕事用のパソコンや本、愛犬のケージが置かれている。家事がしやすく、愛犬がリビングにすぐに来れるようにと、一番リビングに近いキッチンの奥に配置した。造作家具の本棚がお気に入り。

 

・ご主人の部屋

ご主人が好きなものを詰め込んだ部屋。仕事場でもあり、趣味の作業場でもある。
デスクの隣にはDIYで作った本棚を間仕切りとして設置。この本棚のおかけで、奥には半個室のような空間ができ、木材や塗装などを扱う作業スペースが確保された。
フィギュアなどが色褪せてしまわないように窓をつくりたくなかったが、建築基準法の観点から窓をつくる必要があり、本棚の奥の作業スペースに小さく設置することにした。

本棚の奥にある作業スペース

 

・大きなガレージ

最初から要望に挙げていた憧れのガレージには、キャンプなどのアウトドア用品を収納。ガレージと玄関の間には屋根がついているので、濡れずに移動できるのもこだわりのポイント。

 

・中庭

間取り図を見て、驚かされたのが家の中心にある中庭。実はまだ未完成。植栽をするなどの構想があり、まだまだ家づくりが楽しめそう。

 

・家事楽なファミリークローゼット

リビングにつながる廊下と、お風呂・ランドリールームからそれぞれ出入りできる場所に配置。これにより、帰宅時や洗濯物の収納時に家事が楽になる家事動線が実現。

ランドリールーム側から撮影

 

「次も同じ間取りにしたい」理想の住まいが完成

住まいの窓口に相談してから、約1年半で完成したマイホーム。

途中、仕事関係で家づくりを離れることもあったが、家が完成するまでほとんどの週末を打ち合わせやショールームに足を運んで、家づくり一色だったという。

それでもご主人は、「大変だったことはあまりなかったですね。家づくりのことを考えるのはとても楽しかったです。自分の希望を全て反映させ、生活の流れや家のイメージを考え抜きながらつくり上げた家ですから、もう一度家を建てることになっても、この間取りをまた選ぶほど満足しています」 と、感慨深そうに話してくれた。

それを聞いて、「不満がなさすぎて、快適すぎるので、みなさんに注文住宅を建ててほしいって思います!」と奥さん。

利便性よりも「住まい」に重点を置いた家づくりは、満足のいく結果をもたらしたようだ。憧れとこだわりに包まれた理想のマイホームで、夫婦と愛犬が穏やかに自分たちらしく暮らしている様子が窺えた。

 

■住まいの情報
延床面積:130.83m2
土地面積:588.42m2
建築費:3,000万~3,999万円
工法:従来の木造在来工法と2×4工法のような壁パネルを組み合わせたハイブリッド工法
間取り:4LDK
世帯構成:夫(31歳)、妻(30歳)、愛犬

■住まいの窓口で受けたサービス
住まいの窓口店舗:新宿店
紹介された会社数:4社
受けたサービス:個別相談

相談方法

ご相談内容によって相談方法が異なります。
ハウジングアドバイザーが店舗、電話でそれぞれ相談をお待ちしております。

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